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December 31, 2006

24.選択肢による分岐 その2

弟切草やかまいたちをプレイすると、

・エンディング後のリプレイで選択肢が増えていた

という事があります。
ユウキノベルで同じような処理を行う為にはどうしたら良いのでしょうか。

今回はその事について詳しく解説します。

先ず、カウンタというものを理解する必要があります。
カウンタというのは、ゲーム中のパラメータを扱うものです。
例えば、
・どんなルートを通っているか
・推理物やRPG風サウンドノベルであれば、どんなアイテムを持っているか
・恋愛物であれば、好感度の値
・どのエンディングを見たか
等、ゲームの経過状況を数値として保存するのがカウンタの役目になります。

Caunter

前回のサンプルスクリプトを修正しながら説明します。
先ず、新規ボタンを押して新しいカウンタを作ります。
カウンタ名を自分にとってわかりやすい名前に変更します。
初期値はカウンタの使用目的によって、任意に設定します。
範囲はカウンタの使用目的によって、任意に設定します。
「繰越し」というのは、エンディング後のリプレイの際、カウンタの値を引き継ぐかどうかの設定です。
繰越し設定が「しない」の場合、ゲームが起動される度に指定された初期値が使用されます。

今回、「エンディングを見たらリプレイで選択肢が増えた」という事をやりたいので、
繰越しは「する」に設定します。

Caunter2

次に、「end」アイテムにおいてカウンタの値をセットします。
最初にゲームを起動した時点では、初期値「0」がセットされています。
ゲームプレイ時、最後の「end」アイテムにおいてカウンタ値が「1」になるようにセットします。

Caunter3

スクリプトだけを見るとわかりにくい表現ですが、コマンド入力を使用すれば簡単に記述出来ます。

さて、問題は選択肢の部分です。
「前振り」アイテムに選択肢(リンク一覧)が作ってありますが、
そこに新しい選択肢を追加します。
そして、その選択肢には「条件」を指定します。

今回は、エンディングというカウンタに「1」がセットされている場合を条件とします。

Caunter4

このように選択肢を作成すると、「エンディング」カウンタが1の場合にのみ、この選択肢が登場します。
つまり、初回プレイ時には出現しないという訳です。

このような「繰越し」を使った選択肢の処理は、マルチストーリーのサウンドノベルを作る上では必要不可欠になります。

注意点は、ユウキノベルにはオートセーブの機能が無いという事です。
ゲームを完全に終了してしまうと、ゲームを再起動しても繰り越された値は復活しません。
従って、カウンタで繰り越しを使用する場合、手動のセーブシステムを使用する必要があります。
この設定はプロパティから行う事が出来ます。

Caunter5

実際にサンプルスクリプトを起動して、動作を確認してみてください。

「test2.zip」をダウンロード


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