« フランシスコスプレ企画 | Main | 新作に出てくる華(フランシス) »

August 10, 2005

郵政解散

おいらは人間としての小泉首相はあまり好きじゃない。
が、全体として彼を応援しているし、郵政解散も歓迎している。

政治家っつーのは政治のプロであるが、
プロに求められるのは、精度と速度と結果だと思う。
素人は品質の悪いものを作るのに時間を費やし、使い物にならないものを残す。
そして国民の為に政治があるとするならば、
100年後の国家、1000年後の国家を見て政治は行われるべきだと思う。

日本は戦後復興して、経済的には大きな成功を収めた。
それなのに、国家財政的には借金まみれになっている。

はっきり言って、国民はそのような事実への危機感が足らない。
ぼけている。
平和ボケと同じようにぼけまくっている。
ぶっちゃけ、一般国民は各自、自分や友人や家族がハッピーに過ごせれば良いのだろう。
しかし、政治のプロを自称する者がそういうレベルで仕事をしてたら困るのだ。
借金は増えつづけ、破綻するまで減る事は無い。
大戦前のドイツみたいに訳がわからない状況になるだろう。

小泉首相はファッショ的存在ではある。
ヒトラーのようにも見える。
しかし、戦後を考えればマッカーサーもファッショ的存在であった。
日本国憲法はGHQが短期間に作成したものだが、現在までの日本の骨格として有効であった。
郵政民主化反対派は、国民が今強く求めている懸案ではないのに、議論を尽くせぬまま強行するのは理不尽で無意味と言う。
しかし、これは政治家としての感性の問題だと思う。
国民に興味があるのは景気雇用対策や年金問題等であるが、それは「いよいよまずいことになった」と国民が気付き始めたからである。
国民とはそのように、現在のみを見て物を言うものだ。
郵政民主化もいずれ、「いよいよまずいことになった」となれば大声で叫びだす。
そして後手になれば全てがうまくいかなくなるものだ。

数日前、高速道路を走ったのであるが、
警察の指導でゴミ箱を撤去したと表示してある。
同時に、持ち込みゴミが多く、処理費用がかさむ為にゴミを持ち込まないようにと注意書きがある。

何故家庭からゴミを持ち込むのかと言うと、国民が日本道路公団に怒りを持っているからだ。
例えば東名は50年で償却され、無料化されるはずだったが、通行料金は上がりつづけ、
頼んでもいないのに第2東名を作り始めやがった。
渋滞を緩和するためというのだが、ぶっちゃけ料金所がなければ渋滞は最も緩和されるのだ。

それでいてETC開発に何十年と言う期間とコストをかけている。
しかもETCを開発したというのは、高速道路が永遠に無料化されない事を意味している。
償却が終れば無料化するという約束は、最初から大嘘であったのだ。

多くの民間人は、官の世界の「ぬるさ」に激しく怒っている。
郵政民営化においても、例えば運送屋や保険会社は利益を上げる為、倒産しない為に日夜必死だ。
それでも倒産する事がある。
そういう現実の中で必死に生きているのだ。
郵便局員は国家公務員であるが故に保護されている。
国家自体が十分に潤っていればそれも良いだろう。
しかし、今や国家にそんな余裕は無いのだ。
国民全体・民間の痛みを国家公務員にも正しく共有して頂きたい。
それは国民全体の率直な願いではないだろうか。

|

« フランシスコスプレ企画 | Main | 新作に出てくる華(フランシス) »

Comments

本当のところ、郵政民営化は最優先すべき政治課題ではないと思う。
重要なのは、今の政府に構造改革を行う能力があるかという事につきる。
構造改革というのは外科手術に似ていて、薬を飲めば治る段階を超えている。
誰かが生きて、誰かが死ぬという残酷さを秘めているが、やらねば結局全体が滅びる。
個人的には、郵政民営化は最優先事項ではないが、簡単に処理できる内容だと思う。
本来簡単に処理して終らせるべき事が簡単に終らないのは、政府、あるいは政治家の能力値が低いからだ。

身近な事を考えると、
近所の頃に通った近所の商店街はほぼ壊滅状態である。
大型の商業施設とコンビニにやられたのだ。
旅行をすると、「地元の商店街を利用しましょう」という張り紙を見かけた。
そういう世の中だ。
郵政民営化によって、外資系が喜ぶのは用意に想像できる事であるが、
そういう世の中でどう生きるのか、生きていくのか。
それが現実であり、政治だと僕は思う。
過疎地の郵便局を潰すのは可愛そうだと、ヒューマニズム的に言う事は出来る。
しかし、地元の商店街が潰れていくのは他人事で、近所にマクドナルドが出来て良かったと思っているのが一般的な感覚ではないだろうか。

規模の小さい商店街が潰れていくのは全国的な現象であるが、それでもチャレンジして成功しているところもある。
そこにはアイディアとチャレンジと強い意思がある。

皆で仲良く、和気藹々と語り合って町や国を作っていけたなら絵本のようで素敵であろう。
しかし、今の我が国にそのような時間的余裕が許されているのだろうか。
セオリーと常識を遵守して、緩やかに改革を進めるのが良心的ではあるが、崩壊速度の方が速かったら結局全てが無駄に終るのだ。

郵政問題より重要な懸案は他にもあるが、
たかが郵政民営化が通せない政府に、他の懸案を通せるはずがない。
現状維持なら民主党でもうまくやるかもしれない。
もっとも現状維持も楽じゃないと思うのだけれど。

Posted by: tea | August 11, 2005 at 01:50 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66451/5399135

Listed below are links to weblogs that reference 郵政解散:

» 郵政解散にひとこと! [自己解放日記]
郵政民営化が今一番の問題なのか?ってことだ。 少子高齢化が進み社会保障費がどんどん増えて、今後それをどうしていくか。 増え続ける借金をどうするか。 他に今やるべきことがたくさんあるはず。 なのになぜ郵政民営化が問題なのかがわからない。 今回の参議院での反対でアメリカの保険会社等が残念がった。 簡保のもつ大きな市場を狙っているからだ。 なんかアメリカの都合のいい日本を作ろうとしているようにし�... [Read More]

Tracked on August 10, 2005 at 11:55 PM

« フランシスコスプレ企画 | Main | 新作に出てくる華(フランシス) »